新婦の父、誰にも聞けない花嫁とのバージンロードの歩き方
お父様へ、花嫁と歩くバージンロードの歩き方
結婚式のメインイベントの1つに花嫁とお父様がバージンロードを歩くという儀式がありますよね。
慈しみ育てられたお嬢様をお父様がエスコートして歩き、その先で待っている新郎のもとへ送り届けるというとても神聖なセレモニーです。花嫁のお父様は、この大役を務めなければなりませんから緊張しますよね。
できれば(と言うか絶対)失敗したくない!と思っていらっしゃるお父様がほとんどでしょうが、通常、このバージンロードを歩く儀式、当日の挙式本番に簡単なリハーサルがあるだけで、すぐ本番になってしまいます。なので、少しでも知識を入れておけばよかった~(涙)と後悔しないために、是非今回しっかりと学んでください。
バージンロードを歩く際のちょっとしたコツ
このバージンロードを歩くという儀式、ちょっとしたコツがあります。
まず、お二人の立ち位置ですが、お父様が右側、花嫁が左側です。
花嫁はお父様の左側に立ち、お二人は腕を組まれます。お父様は左腕を軽く曲げられて、花嫁は右手をお父様の腕に添えるという形ですね。
そのとき、お二人が真横に並ばれるのではなく、
お父様が半歩ほど前に出て、花嫁が少し後ろに立ちます。
そうすると、お父様が花嫁をリードしているようなに見えて、お二人のお姿もキマります。
花嫁より半歩前に立って歩く
実は、お父様が半歩前に出られると、花嫁のドレスの裾を踏まないですむという効果もあるんですね。
花嫁のウエディングドレスはボリュームがあり、裾も長いので、お父様が真横に立たれると、ドレスの裾を踏んでしまうことがよくあるのです。
それを避けるためにも、花嫁より半歩前に立って歩くようにしていただきたいですね。
そして、お父様の右手には手袋を持ちます。
花嫁は、あいている左手にブーケを持ちます。
(お父様とお嬢様が挙式前にバージンロードを歩く練習をされている様子です)こうして一歩ずつ、ゆっくりとバージンロードを歩いていきます。
バージンロードはゆっくり一歩一歩
歩き方は、お二人共、最初に右足を出して左足を揃えます。
次に左足を出して、右足を揃えます。
それを交互に行い、前進していきます。
そして祭壇の前まで歩いたら、組んでいた腕をほどき、新郎へとお嬢様をお渡しするわけです。
バージンロードの一歩一歩に、お父様とお嬢様のこれまで過ごされてきた時間と想いが込められているんですね。
お父様のお立場だけに与えられた儀式ですから、お嬢様が生まれたときのことや、子供のころのことなどを思い出しながら、お嬢様の成長を喜び、そしてこれからもずっと見守るようなお気持ちでゆっくりと歩いていただきたいと思います。
M&Vスタッフの編集後記 ~ J子のつぶやき♪
バージンロードを歩くお父様とお嬢様、ステキですね~♪バージンロードは、カトリック教派では赤い布、プロテスタント教派では白い布を敷くことが多いそうです。
このバージンロードを歩くことができるのは、お父様もしくはお父様に代わるお立場の方と、新郎新婦だけ、一般の参列者は足を踏み入れてはいけないそうです。
バージンロードという言い方も、実は和製英語で、英語では「ウエディングロード」と呼ばれます。
先日、小谷さんがプローデュースなさったご結婚式では、このバージンロードをなんと屋外につくってしまうという大胆な演出でした!
そのときのバージンロードのお写真がこちら。
このバージンロードはふたりだけの為のオリジナルバージンロード。
オリジナルロゴ入りのふたりだけの品です♡
太陽の元で緑に囲まれながら、お父様と花嫁がこの真っ白なバージンロードを歩かれました。
こんな手作り感のあるバージンロードもステキですね~♪
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婚礼屋 小谷由美子(こたに ゆみこ) 石川県加賀市出身 アトリエ「カーロカーラ」代表 19歳の時に巫女さんのアルバイトから婚礼業界に。誰より愛ある結婚準備サポートをするために、オーダーメイドのウエディングサポート、ドレスサロンなど併設したブライダルサロンを活動の中心に、ウエディングコーディネーター育成、婚礼新規業態開発なども手がける婚礼のプロフェッショナルとして全国を駆けまわっている。 wecoウエディングコーディネーター/マネージングエディターとして、自由な結婚式を応援するウエディングコーディネーターを紹介するwebサイト&マガジンも発行。一般社団法人 日本の美しい花嫁をつくる会の監事として日本の婚礼啓蒙活動も行う。