お母様から新郎新婦へ、アドバイスしておきたい引き出物選びのポイントは?
今回は挙式を控えられたお客様の少しでもお役に立てるよう、引き出物選びについてお伝えしようと思います。
是非、人生の先輩としてお母様方からお若い新郎新婦にアドバイスしてあげて下さいね。
INDEX
引き出物の基本知識をおさらいしておきましょう
引き出物は、結婚式に足を運んで下さったゲストへの感謝の気持ちを表す贈り物です。
しかも、ゲストに結婚式を印象づける大切なものですから、どんなものを贈るかはとても重要です。
まず基礎知識を確認しましょう。
①予算の目安は一人あたりのお料理代の1/3~半額程度
②一般的な内訳は次の3品
⑴メインの引き出物
⑵引菓子
⑶縁起物
(1)のメインの引き出物はわかると思いますが、(2)の引菓子にはどんな意味が込められているか、ご存知ですか。
引菓子とは、引き出物に添えるお菓子のことで、昔は披露宴で出された料理の一部、たとえば鯛のお頭などを披露宴のめでたいお膳のお裾分けとして持ち帰っていただくのが一般的でした。
それが現代ではお料理がフレンチなどの洋食になる場合も多くなり、デザートに代わるお菓子を持ち帰っていただくようになったのです。
引菓子という言葉には「長引く」という意味があり、「幸せが長引きますように」「末永くよろしくお願いします」というような気持ちが込められています。
(3)の縁起物というのは、縁起の良い品のことで、たとえば鰹節、昆布、うどんといったものがあります。
鰹節は、昔は武士が戦いで立派な活躍をしたときの報奨品として上げられていたもので、縁起をかつぐという意味があります。昆布は「よろこぶ」、うどんは「太く長く良い縁がつながりますように」という意味から、縁起物とされています。
最近では、この縁起物を省くカップルも増えているそうですが、その一方で、縁起物の意味を知っている人は、縁起物を省くなんてゲストに失礼だ、と思われる方もいらっしゃいます。
といのは、引き出物と引菓子だけだとゲストにお渡しする品物が2品になってしまいますよね。
2などの偶数は割り切れる数字なので、「別れ」を連想させるため、おめでたい席では忌み数とされているのです。
そのため引き出物も3品にしてお渡しする慣しができてきたわけです。
歴史的に長く続いてきた風習というものは、どんなことにもそれなりの意味があるものですね。
引き出物選びのポイントは次の4つ
では、実際にどんな点に注意して、引き出物を選ぶのが良いのでしょうか。
引き出物選びの際に、気をつけたいポイントは次の4つです。
ポイント1:定番は使いやすい実用品や消耗品を
多くの人が必ず使うような実用品や消耗品なら、頂く側もありがたいと思います。
キッチングッズや手軽に使える食器類、またいくつあっても困らないタオルなどがゲストから人気です。
ポイント2:質の良いものを
感動的なお式であっても、家に帰って引き出物を開けたとき、安っぽい品物だったりしたらちょっと残念。
高級品である必要はありませんが、品質にはある程度こだわりたいものです。
肌触りの良いタオル、作りの良いブランドの小物、オーガニックや手作りの品など、品質の良いものであれば、やはり頂く側もうれしいでしょう。
ポイント3:奇抜すぎるものはNG!
オリジナル感を出すのは素敵なことですが、奇抜すぎると印象には残ってもゲストの反応は賛否両論となります。
新郎新婦の名前が大きく入った品物や、どう使ったらいいかよくわからないもの、センスによって好みが分かれるようなものは、頂いても困ってしまう場合があります。
ポイント4:持ち込み料をチェック!
式場によっては、式場と提携しているお店以外で購入した引き出物を持ち込む際に「持ち込み料」がかかることがあります。
無駄な費用はなるべく抑えたいもの。
事前にチェックしておきましょう。
引き出物選びで後悔しないためのチェック項目はこれ!
さらに次の項目をチェックして選ぶといいでしょう。
☑上質なものである
☑自分ではなかなか買わないが、もらうと嬉しいもの
☑実物を見て選ぶ
☑相場にあった価格帯
☑お店の担当スタッフの接客が丁寧
こちらを満たすことを目標に後悔しない引き出物を選んでいただくと安心です。
特に、実物を見て選ぶことはとても大事。
式場から写真やカタログなどを見せられて、その中から選ぶような場合もあるようですが、写真と実物は異なることが多いものです。
それに実物を用意していないようなお店での購入は避けたほうがいいでしょう。
引き出物の購入時期は?納期までに意外と時間がかかります
では、引き出物を選ぶ時期はいつごろが良いのでしょうか。
実は、引き出物が完成するまでには意外と時間がかかります。
こだわった品物にすればなおさらです。
また、一般的に引き出物購入時期は、式当日の1ヶ月前といわれていますが、それだと実際には遅いことが多いのです。
経験者の声を聞いてみますと、、、
▪式場から教えてもらった通り1ヶ月前から準備したけど、納期がギリギリで焦りました。
▪いろいろ考えたかったけど、式場の提携店で購入。
時間があればもっとこだわりたかった。
などのご意見がありました。
お式の準備にお忙しいお二人にとって、1ヶ月前は一番慌ただしい時期でもあります。
披露宴の席次を決めたり、衣装合わせなどのスケジュールが入ってきて、お仕事をもっている新郎新婦であれば休日はほとんどその準備に取られてしまうでしょう。
ですから、引き出物選びのような事前にできることは、なるべく早く済ませておくにこしたことはありません。
ベストなのは、お式まで余裕のある2~3ヶ月前です。
招待客の目処がついて招待状を出す段階になったら、用意する引き出物の数もおおよそ決まってきます。
数がきちんと確定しなくても注文さえしておけば、後から多少の増減は可能なことが多いはずです。
品物を何にするか決めるまでも、お店を見て歩いたりして時間をとられてしまいますから、招待客が決まったら、さっそく引き出物の検討にかかりましょう。
ゲストによって「贈り分け」するのもステキな心遣い
最近では、ゲストとの間柄に合わせて引き出物の内容を変える「贈り分け」をされる方も増えています。
若い方と年配の方とでは、頂いて嬉しい物が違ってきますよね。
独身の方と既婚の方とでも違うでしょう。
オシャレなルームフレグランスのセットを引き出物にもらったけれど、独身の男性や年配の親戚の方には不評だったという話を聞いたこともあります。
特に、年配の方やご親戚にどんなものを贈ったらいいかは、お母様のアドバイスのしどころだと思います。
贈り分けをする場合は以下のような点に気をつけて選ぶといいでしょう。
親戚へ:特別感のある上質な引き出物を。家族構成などを考えて選びましょう。
上司へ:縁起が良く、センスのある気の利いた引き出物を。男女どちらでも使えるものが良いでしょう。
友人へ:暮らしに彩りを添える引き出物を。日常使いができるものだとありがたいかもしれません。
全てのゲストを満足させるのは難しいことですが、一番大切なのは、忙しい中、新郎新婦のために貴重な時間を割いてお祝いに来てくださったゲストへ、おもてなしの気持ちを届けることです。
お若いお二人は、まだまだ余裕もなく経験も少ないですから、なかなか引き出物にまで配慮が行き届かないことも多いと思います。
そうしたときに、お母様からのアドバイスがあるのとないのとでは、引き出物選び一つとっても大きな差が出てくるでしょう。
最後まで思い出に残るステキなお式だったとゲストの方たちに思っていただくためにも、またお子様たちとのコミュニケーションのきっかけづくりとしても、ぜひお母様からも引き出物選びのポイントなどをアドバイスいただけたらと思います。
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