子供の結婚式に母親は何を着ればいいの?暑いからロングドレスにしたいけど黒留袖じゃなきゃダメ?
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お母様に求められる露出の範囲とは?
最近人気のこちらのレンタルドレスL-73 ネイビー、当店のリピーターのお客様がとても素敵に着て下さって大変好評いただいております。
まず、お母様が気になるのは露出ではないでしょうか。
「袖なしのドレスを着ていいのかしら?」
と、悩まれるのもわかります。
お母様の立場であまり肌を出すのはどうかと思うお気持ちもよくわかります。
では、トップのお母様のお写真を見て「お母様露出し過ぎ!」と思われますか?
とても上品で会場にもマッチし、素敵なお姿にうっとりされる方も多いと思います。
ご主人様のモーニングとのバランスもとても良いですね。
ご結婚式はホスト役のご両家がドレスコードを決めていい
本来、結婚式に何を着るかは、ホスト役である新郎新婦のご両家が決めるものだそうです。
結婚式を催す側に、ドレスコードを決める権利があるわけですね。
うちの場合はカジュアルなウエディングパーティー形式だから、ドレスコードも正装でなくてよいことにしようとか、格式のある教会でのお式だから父親はモーニング、母親は黒留袖かロングドレスにしよう、といったふうにホスト側であるご両家が相談して決めます。
今の季節でしたら「暑いので袖なしや半袖でも良いことにしましょう」とか、「体調の関係でドレスのほうが楽なので、洋装しませんか」というようにご両家で相談して決めて構わないのです。
大事なのはご両家が納得した上で、ご衣裳の格を揃えていただくことですね。
片方のお父様がモーニングなのに、もう片方のお父様はブラックのスーツではご衣裳の格が合いません。
お母様の場合、黒留袖とフォーマルロングドレスは両方とも正礼装ですから格が合っています。
なので片方のお母様が黒留袖で、もう片方のお母様がロングドレスでも問題はありません。
日本のフォーマルコーディネートの変遷
多くのお母様たちが、ご結婚式で何を着ていいかわからないというお悩みは、実は日本のフォーマルコーディネートの変遷に関係しているのです。
日本の場合はもともとご両親は紋付羽織袴と黒留袖というのが、日本古来の正装でした。
古くから結婚式では招く側のご両親も、呼ばれるお客様もこれに準じた服装でいらっしゃるのが礼儀であり、マナーだったわけです。
けれど、そこへ西洋式のウエディングスタイルが入ってきて、様子が変わりました。
お父様は花嫁とバージンロードを歩くのに紋付羽織袴ではふさわしくないということで早くからモーニングを着るようになったのですが、お母様のほうは黒留袖のスタイルが残ってしまい、西洋と日本のスタイルがごちゃまぜになってしまったのが現在のご両親の服装です。
これには皇室のフォーマルの様子も反映されています。
明治になってから諸外国との外交の際、天皇陛下や政治家たちは男性の正装を西洋にならってモーニングと定めました。男性に同伴する女性は着物もしくはロングドレスが正装で、とくに着物は海外では珍しくて喜ばれたため、パーティーや晩餐会でもよく着られました。
天皇陛下がモーニング、皇后様がお着物で海外のパーティーなどに出席されている画像やお写真などを、みなさまもニュースなどで見られたことがあると思います。
その皇室でのフォーマルコーディネートをお手本に、一般の人たちもそれにならったのです。
そんなわけでお父様はモーニング、お母様は黒留袖というスタイルが長いこと定着していましたが、今はウエディングの世界もまさに過渡期。
結婚式もカジュアルなレストランウエディングから海外ウエディングまで、様々なものが出てきて、新郎新婦は自分たちに合うスタイルを選ぶことができるようになりました。
お仲人さんも立てなくなりましたよね。
そんなふうにウエディングも変わりつつあるのですから、お母様の服装もだんだんと変わってきています。
お母様の衣装も洋装を選ぶ方が増えてきた
最近では、モーニングや黒留袖を貸し出してきた貸衣装屋さんでも、少しずつ洋装を置くようになってきたそうです。
うちにいらっしゃるお客様も、式場と提携している貸衣装やさんで洋装を試着してきたというお客様がいらっしゃいます。
その方たちにお聞きすると、着たいドレスがなかったとおっしゃる方がほとんど。
まだまだ結婚式でお母様が着られるような素敵なロングドレスは少ないようです。
当店のドレスはニューヨークからフォーマルに精通したバイヤーが、日本のお母様のために厳選したデザインのものを仕入れております。
その一つが冒頭のお写真のお母様が着られているドレス。
露出しすぎず、モーニングとの格も合い、ゲストを迎えるホスト役として華美になりすぎない、上品でお母様世代にふさわしい高級感のあるフォーマルロングドレスです。
海外在住のお客様もときどき当店に来店されるのですが、
海外ではたくさんのドレスがあっても、その中から選ぶのが困難なんだそう。
あちらは背中がすごく空いたデザインやスリットが腰のあたりまで入っているようなドレスも多く、さすがに日本人の女性はそこまで露出できないですよね。
どんなドレスが日本人に似合い、しかも結婚式という場にふさわしいのか、それは同じ日本人のバイヤーやスタッフでなければわからないでしょう。
当店ではお母様お一人お一人に似合うドレスを、お客様と一緒に考えて選びます。
基本的なマナーを押さえた上で美しく装う
最近では親として留袖に匹敵する上質な格の高いドレスを求める方々が増えてきましたので、当店でも日本全国からお問い合わせ・ご来店いただくことが増えてまいりました。
私たちスタッフはフォーマルコーディネートの研修やセミナーも受けていますが、そこでも講師の先生方が仰っていました。
マナーだけに縛られるのではなく、その先にある美しく装う事を大事にして欲しいと。
こちらの言葉にとても共感しました。
マナーとは、お越しいただくゲストの方々に敬意を払い気持ち良く時間を過ごしていただけるように準備をすることだと思っております。
基本的なマナーを押さえた上で、美しく装う事が大事。
それをモットーに日本のお母様たちがもっとキレイに、そしてお子様のご結婚式を心から楽しめるよう、これからもドレスを通じてお手伝いさせていただきたいと思っております。
ぜひ美しく装って、大切な1日をお過ごしください。
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