【結婚式親の役割】式場に着いたら親がすること〜控え室でのもてなし編
新郎新婦に代わってゲストをもてなす
結婚式当日の新郎新婦は、その準備で大変忙しいものです。
特に、花嫁は式直前まで花嫁のお仕度用の控え室にいます。
その新郎新婦に代わって、ゲストにご挨拶をし、もてなすお役目がご両親。
式の始まる30分前くらいから、ご親戚の方やご友人などが到着されます。
控え室の入り口近くに待機して、ご招待した方たちを中に通すとともに、お式に列席してくださった御礼とご挨拶をします。
控え室は、ご両家別々に用意される場合と、ご両家とも同じ部屋の場合があります。
ご両家別々の控え室がある場合は、新郎側のお客様は新郎側の控え室に、新婦側のお客様は新婦側の控え室にお通しします。
最近では挙式のスタイルも多種多様で、両家のお客様とも同じ部屋にお通しするケースも増えています。
ガーデンに集まっていただいたり、ウエルカムドリンクを飲みながらバーのような場所でお待ちいただくなど、式場によっていろいろです。
いらしたお客様をまずどこにお通しするのか、おもてなし役の親御さんとしては事前にしっかり確認しておく必要があります。
お手伝いをしてくれる友人にもご挨拶を
控え室では、ご自分が親しい人とつい話し込んでしまいがちですが、顔見知りでない方にも声をかけ、ご挨拶されるとよいでしょう。
特に、ひとりでいらしている方がポツンとしてしまわないよう、気を配って差し上げましょう。
披露宴の司会や受付、撮影などを新郎新婦の知り合いにお願いしている場合は、その方のお名前と特徴を事前にお聞きしておき、式が始まる前にひと言、ご挨拶と御礼をしておきたいものです。
近頃は、手作り感のある結婚式が流行っていて、ブーケを友人が作ってくれたり、ビデオを作成してくれたりするケースも増えています。
そうしたご友人の方にも、ご両親として御礼を述べるのを忘れないようにしましょう。
ご協力くださったご友人に心付けをお渡しするのなら、お式が始まる前がいいでしょう。
挙式の後ですとバタバタするので、渡しそびれたりすることも。
控え室で待っている間に、お渡しできれば理想的でしょう。
お身体の不自由な方への配慮を忘れずに
ご招待客の中には、ご高齢の方やお身体が不自由な方、また妊娠されている方などがいらっしゃる場合もあります。
そうした方たちへの配慮もご両親の役目の一つといえます。
椅子をご用意したり、何か不自由なことがないか、ときどき聞いて差し上げてください。
周りに言えなくて我慢していることがあるかもしれません。
式場のスタッフの方にも、あらかじめお伝えしておき、移動の際など心配りいただけるようお願いしておきましょう。
控え室から離れるときは周りに声をかけて
ご両親が控え室から離れるときは、必ず周囲の人に声をかけるようにしましょう。
ご両親がどこにいるかわからないと、困ることもあります。
新郎新婦から緊急の連絡が入ってくることもあるでしょう。
お式や披露宴のことで、司会者やコーディネーターの方がご両親と打ち合わせしたいというときに、
「あら、お父さん、どこかしら。どこに行ったか知らない?」
などと奥様があたふたと探し回る、といった光景はよくあることだそうです。
そうならないよう、トイレに行くような場合も周囲にひと言告げてから、控え室を離れてください。
お相手の噂話は控えましょう
控え室がご両家別々の場合には、ご親戚がいらっしゃると話がお相手の噂になることもしばしばありますが、お相手の噂話などは絶対に控えましょう。
誰が聞いているかわかりませんし、巡り巡って相手の耳に入らないとも限りません。
それが、花嫁花婿の立場を悪くすることもありますから、十分に留意してください。
式が始まるまでの間は、親御さんにとってあちこちに気配りすることが多い時間帯です。
これから始まる結婚式がすばらしいものになるよう、ゲストのおもてなしに心を配り、新郎新婦を温かく見守って差上げてください。
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日本フォーマル協会「GOLDフォーマルスペシャリストライセンス1級」保持。国内・海外のフォーマルファッションマナーに精通し、日本の結婚式で母親として相応しい上品かつ華やかなフォーマルドレスを海外からセレクトし、そのテイストは全国のオシャレなお母さま世代から支持を得ている。M&V for mother 設立時より、チーフドレスコーディネーターとして、今まで3,000人以上のブライダルマザーのお客様へフォーマルドレスのスタイリングを行う。堪能な語学を生かし、海外のドレスメーカーや工場と交渉し、海外の最新スタイルのフォーマルドレスを日本に紹介。