【結婚式母親衣装】フォーマルファッションマナー解説、子供の結婚式、ご両親の衣装は「格」を揃える!?
お子様のご結婚式が決まり、さぁこれから衣装をどうしようかしら?とお悩みのブライダルマザーの皆様、
今回のブログでは、ご衣裳を選ぶ前にしっかりと頭に入れておきたいフォーマルファッションマナーについてご説明します。
お子様のご結婚式で、ご両親の衣装を考えるとき「格」を揃えるということはとても重要です。それがフォーマルファッションのマナールールですから、しっかりと頭に入れたうえで衣装選びをしてください。では、ファッションマナーにおける「格」について、詳しくご説明をしますね。
先ず、お父様の衣装とお母様の衣装の「格」を揃える
フォーマルファッションのマナールールとして、まず覚えて頂きたいことは、男女ともT.P.Oに合わせて、「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3つの格(レベル)があります。
つまり、お父様の衣装が「正礼装」なら、お母様も「正礼装」にするというのが同格=「格」を揃えるということです。
お父様が「正礼装」なのに、お母様は「準礼装」というのは、格が違いますからフォーマルのドレスコードとしてはふさわしくありません。
また、フォーマルファッションでは、男性のドレスコードに合わせるというルールがあります。男性が「正礼装」なら、女性もそれに合わせて「正礼装」が正しいフォーマルファッションマナーです。よく「私は控えめでいいから」と言って、お父様が正礼装のモーニングコートなのに、自分は準礼装のジャケットx黒のロングスカートのご衣裳を選ぼうとする方がいますが、フォーマルファッションのマナーを知っている人が見たら、格が揃っていないことは一目瞭然、マナー違反になってしまいます。
では、ご両親ともが同格のフォーマルファッションというのは、具体的にどういうものなのか、「正礼装」と「準礼装」で説明していきましょう。
男性の衣装が正礼装(モーニング)の場合
一般的に「モーニング」といわれる男性の礼服は、正しくは「モーニングコート」と言い、男性の昼間の正礼装にあたります。
この正礼装のモーニングを結婚式でお父様が着る場合、お母様の衣装は、和装なら「黒留袖」、洋装なら「フォーマルドレス」或いは「アフタヌーンドレス」が正礼装となります。
和装の黒留袖はご存知かと思うので、今回は洋装の正礼装である「フォーマルドレス」「アフタヌーンドレス」を詳しく説明しましょう。
「フォーマルドレス」「アフタヌーンドレス」というのは、次の2つが当てはまります。
A: ローブモンタント(肌の露出が控え目なロングドレス)を原型にしたワンピース形式のくるぶしが隠れるロングドレス
B: 上下共布で作られた膝下からくるぶし上までのスーツ、ワンピース、ツーピース、アンサンブル。
A・B のどちらもアフタヌーンドレスですから、フォーマルロングドレスを選ばれても構いませんし、上下共布であれば通常私たちがフォーマルスーツと呼んでいる衣装でも良いわけです。
ただ、黒留袖に匹敵するスタイルとなると、やはりフォーマルロングドレスのほうが丈のバランスとしては良いでしょう。
黒留袖は着物ですから、お母様の脚は見えません。
フォーマルロングドレスも同様にお母様の脚は長いスカート丈によって隠されています。
日本の場合、黒留袖とのバランスを考え、脚が見えるスタイルだと、カジュアルな印象を与えますから、ホテルなどフォーマル感の高い式場や、参列者に貴賓の多い挙式の場合は避けたほうが無難と言えます。
では、実際にM&V for mother をご利用になったブライダルマザーの方々の装いをお写真でご紹介します。
皆様、男性=お父様はモーニング、女性=お母様は正礼装のフォーマルドレスの出で立ちです。
お父様が準礼装(ブラックフォーマル・フォーマルスーツ)の場合
お父様がディレクターズスーツやブラックスーツなど、準礼装の場合は、お母様も準礼装になります。
女性の準礼装とは、華やかなジャケットに黒の長めのスカートなどのスタイルです。
いずれも生地は高級感のあるものとなります。
お父様が黒のフォーマルスーツなのに、お母様が正礼装のアフタヌーンドレスというのも、これまた格が違い、フォーマルファッションのマナー違反となります。
ご両家の衣装の格を合わせることも忘れずに
新郎のお母様が正礼装なのに、新婦のお母様が準礼装というのでは、ご両家の服装の格が違ってこれもまた、フォーマルファッションにおけるマナー違反です。
結婚式ではご両家揃っての写真撮影もありますし、ご両家の両親が花束贈呈などで前に出られることもあるでしょう。そのときに、ご両家の服装の格が違うと差が出てしまいます。
そうならないよう、事前にご両家同士で衣装のご相談をなさったほうが良いですね。
なので、M&V for mother にいらっしゃるお母様からよく頂く質問として、
結婚式でお相手のお母様は黒留袖、ワタシは洋装のフォーマルドレスを着たいのですが、それでも大丈夫ですか?
ここまでお読みいただいた皆様ならもうお分かりですよね、その答えは、
ご両家の服装の「格」が同じなら問題ありません。
以上、ここまでがフォーマルファッションマナーにおける「格」についてでしたが、お分かりいただけましたか?
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M&V for motherスタッフから
M & V for motherスタッフ
フォーマルファッションのルールにおける、「格」の違いと「格を揃える」という事はどういうことか、ご理解いただけましたでしょうか?M&V for mother では、主にお母様向けの正礼装のフォーマルドレスを100着以上取り揃えております。是非ご衣裳の選びでお悩みのブライダルマザーの方は、一度ご相談ください。
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日本フォーマル協会「GOLDフォーマルスペシャリストライセンス1級」保持。国内・海外のフォーマルファッションマナーに精通し、日本の結婚式で母親として相応しい上品かつ華やかなフォーマルドレスを海外からセレクトし、そのテイストは全国のオシャレなお母さま世代から支持を得ている。M&V for mother 設立時より、チーフドレスコーディネーターとして、今まで3,000人以上のブライダルマザーのお客様へフォーマルドレスのスタイリングを行う。堪能な語学を生かし、海外のドレスメーカーや工場と交渉し、海外の最新スタイルのフォーマルドレスを日本に紹介。