「あの時こうしておけば…」失敗談から学ぶ親として心得ておきたいこと
後の祭りにならないために失敗談から学ぶこと
お子様たちの晴れの舞台である結婚式。
やはり悔いのないように、素敵なお式にしてあげたいというのが親心でしょう。
それでも、中には「あの時、こうしておけばよかった」という後悔や心残りのあるお式になってしまう場合もあります。
結婚式が終わったお母様たちのそんな失敗談を聞く機会がありましたので、同じ失敗を当店のお母様たちにはしてほしくないという思いから、その残念無念となったお話を、ここでちょっとご紹介しておきましょう。
失敗その1:ベールダウンがきれいにできなかった・・・
ベールダウンは今の時代、花嫁が一番やりたいと望む儀式です。
バージンロードの始まりのところで、花嫁のお母様が花嫁にウエディングベールをかぶせてさしあげ、そのあとお父様に付き添われてバージンロードを歩き、花婿の待つ祭壇の前まで行きます。
結婚式の見せ場のひとつで、感動するシーンですよね。
ところがそのベールダウン、本番ぶっつけだと、ウエディングドレスやベールの長さによってはうまくいかないことも・・・。
「ベールが娘のヘアアクセサリーにひっかかかってしまって、結局スタッフの人が登場するはめになってしまった・・・」
「ベールをかぶせるとき、背が低い私(母親)に気をつかってかがみすぎてしまい、なんだか不恰好になってしまった・・・」
「ベールをかぶせるときに気づいたのですが、ベールがシワシワで美しくなく、事前にちゃんとチェックすればよかった」
「黒留袖の袖がベールをかぶせるときちょうど娘の顔とかさなって、写真の角度によっては黒い袖が邪魔して花嫁の顔が見えなかった・・・」
いろいろありますね。
ベールダウンをするお母様と花嫁は、最高に美しい瞬間を演出するためにも、ぜひ一度リハーサルをされておくことをおすすめします。
ベールも長さがいろいろで、素材もしっかりした網状のものから、柔らかいレース素材までいろいろありますから、できればドレスのご試着のときに一緒についていかれて、ベールの長さや触り心地なども確認しておくのがベストでしょう。
失敗その2:新郎新婦の上司への挨拶のタイミングを逃してしまった!
結婚式はいろんなご招待客の方がお見えになります。
そこで親として一番大切なのは、ご招待客の方達へのお礼とおもてなしです。
新郎新婦はご自身のことで手一杯ですから、ご招待客へのご挨拶などは親御さんたちが責任をもって引き受けていただきたいところ。
それでも結婚式当日となるとついバタバタしてしまって、きちんとしたご挨拶ができなかった・・・なんて失敗談もありました。
「子供たちの意向で新郎の祖父母も式に参列したため、その介添えにてんやわんやで、乾杯の音頭をとってくださった息子の上司にご挨拶するタイミングを失ってしまった・・・」
「遠方からいらした娘の恩師にお車代を渡す用意をしていたのに、披露宴が終わって渡そうとしたら恩師は飛行機の時間があるとかで、すでに式場を後にされていた・・・」
「息子の上司の顔と名前をきちんと把握しておかなかったため、違う人にお心付けを渡してしまった!」
ご挨拶やお心付け・お車代を渡すタイミングって、難しいですよね。
挨拶に行こうと思ったらスピーチが始まってしまい、モタモタしているうちにどんどん宴が進んでしまう・・・なんてこともありがちです。
結婚式にとってご両家はホスト側。いわば主催者側です。
その責任と義務をちゃんとまっとうすることは、ご招待客の皆様に対する礼儀であり、何より大切なことです。
披露宴が始まって最初のうちは、「テーブルの間をぬって挨拶に行くのは目立つし行きにくい・・・」と思うこともあるかもしれませんが、そんな気後れをしていてはいけません。
主賓の方々のスピーチが終わって「ご歓談ください」との司会の合図が流れたら、迷わずすぐ最前列の主賓が座るテーブルへと足を運びましょう。
お料理が出揃っていなくても構いません。
早くに主賓への挨拶を済ませてしまえば、気持ちも楽になります。
お心付けはお式や披露宴の前に渡すのが原則
また、お心付けやお車代を渡す場合は、原則としてお式や披露宴の始まる前に渡すのが通例です。
お式の後でゆっくりと・・・なんて思っていると、渡すタイミングを逃しますし、マナーとしてもスマートではありません。
お式が終わったあとは、新郎新婦とご両親が一列になってゲストの方たちをお見送りするのが一般的ですから、そんなときに主賓の人だけ呼び止めてお心付けを渡すなんてできませんよね。
いただく側の方も困ってしまいます。
さらに、新郎新婦の祖父母の方が参列されたり、ごきょうだいがまだ小さい甥っ子・姪っ子さんを連れて出られる場合もあるでしょう。
その場合、ご高齢の方やお子さんのケアはお母様が行うのではなく、できればご親戚の方や式場のスタッフの方にお願いしましょう。
失敗談にもあるように、そちらに手を取られてご両親が肝心のご挨拶を忘れてしまうようではいけませんよね。
そのあたりの役割分担については、ご親戚やご家族であらかじめ相談して決めておかれるのもいいでしょう。
それには、祖父母の方や小さいお子さんたちは、誰の隣に座っていただくのがベストなのか、席次表から新郎新婦とご相談しておかれたほうがいいかもしれませんよね。
こんなふうに、実はお母様のお役目は案外あるものです。
新郎新婦はお式の段取りやご自身の準備で、そこまで考えが及ばないことも多いでしょう。
「お母さんたちは何もしなくていいよ。僕たち(私たち)でやるから」
と言われていても、それを鵜呑みにして何もしないでいるわけにもいかないことが、こうした失敗談をお聞きすると見えてきますよね。
ゲストの方も、ご親戚であるお身内も、そして新郎新婦も、みんながハッピーで思い出に残る素敵なお式にするためにも、親御さんとして悔いの残らないよう、最善のご準備をされてください。
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