【結婚式親の心得】好感度が一気に上がる親族代表の挨拶 vol.1
親族代表の挨拶は新郎のお父様の役目
ご両親にとって、披露宴でいちばん注目を浴びるのが、「親族代表」のご挨拶のときです。
ご招待客のみなさんも、このときは一斉に親御さんのほうを向かれるでしょう。
披露宴の締めを飾る大事な場面なので、何を話すのかきちんと準備して臨みたいものです。
今回は、スマートな親族の挨拶のポイントを、3回に渡ってお伝えしていきます。
ご挨拶は新郎のお父様がなさることが一般的。
新郎のお父様が他界なさっている場合は、新婦のお父様、もしくは新郎のお母様などがなさることが多いようですが、特に決まりはありません。
ご親族とご相談して決めてください。
新郎のお父様のあと、新婦のお父様もひと言ご挨拶されるケースもあります。
その場合は新郎のお父様と内容が重複しないよう、あらかじめ打ち合わせをしておいたほうがいいでしょう。
また、ご両親のご挨拶が披露宴の進行のどこで行われるかも事前に把握しておいてください。
披露宴のラストに、新郎新婦からご両親への花束贈呈の際に行われるのが通例です。
しかし、最近では仲人や媒酌人を省くことが多くなったため、本来ならそうした方の挨拶が行われる披露宴の序盤で、ご両親から列席者へご挨拶と謝辞を述べるケースも増えてきています。
当日になって慌てないよう、進行は前もって新郎新婦に確認をしておくほうが安心でしょう。
ご挨拶は原稿やメモを見てもかまわない
話す内容は紙に書いておき、それを読む形でもかまいません。
スピーチ慣れしている方ならスラスラと話ができるでしょうが、ほとんどのお父様は経験もなく、緊張するのが普通です。
話がまとまらなかったり、ダラダラと長くなってしまったり、頭がまっしろになって話す内容を忘れてしまうといった失敗談もよく聞きます。
そうなるくらいなら、内容を書きとめたメモや原稿を持ってお話されるほうが、ずっと好印象を与えられます。
また、ご招待客の中にはご両親と初めてお会いするかたもいらっしゃいます。
「どんなご両親だろう?」と、注目されるゲストもおられるでしょう。
ここで親として印象の良い挨拶ができると、それは新郎新婦の株を上げることにもつながります。
新郎新婦が結婚式にご招待したゲストというのは、ふたりにとってかけがえのない方たちばかりのはずです。
今後のふたりの新生活を、いろいろな面からサポートしてくださるみなさまですから、親として感謝の気持ちを挨拶に込めてお伝えしておくことは、礼儀でもあります。
挨拶のときは姿勢と声の大きさに気をつける
ご挨拶するときに、一番気をつけたいのは姿勢と態度です。
緊張から自然と猫背になってしまったり、片方の脚に重心をかけた立ち方をしたり、落ち着きのない態度や表情も見苦しいものになってしまいます。
また、マイクの持ち方がおかしい、照れ隠しから頭をかくなど、いつもの癖が出てしまうこともあります。
声や話し方も重要です。
滑舌が悪くて聞き取りにくい、声が小さいという人は、意識的にハッキリと大きな声で話すようにしてください。
こうしたことは自分ではなかなか気づきにくいことですから、家族に見てもうなどして前日に練習をしましょう。
披露宴のラストを締めくくる親族の挨拶。
それがとても大切なものであることを、お分かりいただけたでしょうか。
次回は親の立場として、どんな挨拶が望ましいのか、より具体的な例を示しながら挨拶の内容についてお伝えしていきます。
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日本フォーマル協会「GOLDフォーマルスペシャリストライセンス1級」保持。国内・海外のフォーマルファッションマナーに精通し、日本の結婚式で母親として相応しい上品かつ華やかなフォーマルドレスを海外からセレクトし、そのテイストは全国のオシャレなお母さま世代から支持を得ている。M&V for mother 設立時より、チーフドレスコーディネーターとして、今まで3,000人以上のブライダルマザーのお客様へフォーマルドレスのスタイリングを行う。堪能な語学を生かし、海外のドレスメーカーや工場と交渉し、海外の最新スタイルのフォーマルドレスを日本に紹介。