知っておきたい!結婚式の前日までに親として準備しておきたいモノvol.2
挙式が迫ってくると、ご両親もいろいろと準備が必要になってきます。
でも、親御さんの立場でご結婚式に出られるのは初めて、というご両親も多いでしょうから、挙式の当日、何が必要になるのか、わからないことも多いですよね。
それを聞ける人も、周りにそんなにいないのではないでしょうか。
そこで今回は、挙式の直前までに、ご両親が準備しておいたほうがいい物について、お話ししたいと思います。
お金を入れたぽち袋をバッグに入れておく
挙式の当日は、貴重品や大きなバッグはすべてクロークに預けたり、控え室に置いておくことになります。
カードの入ったお財布などは、持ち歩かないほうが安心。セキュリティーのしっかりした場所に預けておきましょう。
お式の最中は、小さなバッグのみを持って参列します。
ときどきお財布やらポーチやらをたくさん入れた手提げ袋を持っているお母様もいらっしゃいますが、それはちょっとスマートではありませんよね。バッグはクラッチバッグなどが入る小ぶりのバックを1つだけにしましょう。
そのバッグの中にぜひご用意いただきたいのが、お金を中に入れた予備用のぽち袋。
当日、急に誰かに必要なものを用意してもらわないといけなくなることもあります。
たとえば、飲み物を買ってきてもらいたいとか、ドラッグストアで靴ずれ用のばんそうこうを調達してきてほしい、なんてこともあるかもしれません。
そんなときにお財布をクロークに預けていると、すぐにお金を渡してお願いすることができないですよね。
そういう事態に備えて、お金を入れたぽち袋をバッグに入れておくと安心です。
ご両親の名刺を数枚、用意しておく
次に、用意しておきたいのが、ご両親のお名刺。
これはちょっと意外かもしれませんね。
もし、ご両親がお名刺をお持ちならば、数枚、用意しておきましょう。
ご来賓にお子さんの上司の方などがいらっしゃる場合、ご挨拶した際にそのお相手様がお名刺を出されるケースが、ままあります。
そういうときに、ご両親の側も、ご自分の名刺をすぐ出せるようにしておくと、失礼に当たらないですよね。
お名刺交換するようなゲストは、今後もお子さんたちがお世話になるかもしれない方ですし、きちんとしたご両親であることを、ご来賓の方に印象づけることにもなります。
とくにご両親がお商売をなさっている場合は、それがビジネスにつながることもあるでしょう。
いろんな方がいらっしゃる場ですから、お子さんの結婚式がご縁で、新たな交流が生まれることもあると思います。
お父様なら、モーニングの内ポケットに薄めの名刺入れを忍ばせておくといいですね。
お母様は口紅をバッグに忍ばせておいて
お母様の場合、クラッチバッグにぜひ入れておいてほしいのが、口紅です。
白いハンカチは忘れずにご用意されても、口紅は意外と持ち忘れる事が多いのです。
当日は大きな手荷物はクロークなどに預けてしまうので、化粧品の入ったポーチもその中に入れて預けてしまうことが多いのです。
でも、披露宴が終わるまでは長丁場ですから、その間に化粧室に行くことも当然ありますよね。そのとき、女性であれば、口紅を引き直したりもしたくなります。
そんなとき、肝心の口紅が手元になかったら、持ってくればよかった…と後悔することに。
お母様として身だしなみを整えておくことは大切ですから、クラッチバッグに口紅を忍ばせておくことを忘れないようになさってください。
そうした小物を入れるお母様のバッグですが、ときどき、バッグは椅子の後ろに置きっぱなしになるからいらないんじゃないの、というお母様がいらっしゃいます。
確かにクラッチバッグはあまり物が入らないし、実用性という面では必要ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、バッグを持つことには、実はきちんとした意味があるのです。
それは次回、じっくりとお話したいと思います。
次回もこのコラムを読みにいらしてくださいね。
編集後記:スタッフJ子のつぶやき
今回のコラム、いかがでしたか。
名刺を準備しておくというのは、意外でした。
なるほど、結婚式は、新郎新婦のお披露目の場であると同時に、いろいろな方が集まる社交の場でもあるわけですね。
初対面の方も多くいらっしゃるでしょうし、これからお子さんたちがお世話になる方もいらっしゃいます。
結婚式は、そうしたゲストの方たちにご両親としてご挨拶する場でもあるということが、よくわかりました。
さらに、ご結婚式では、双方のご親族を紹介し合う時間がありますが、そのときにお相手のご親族の方と名刺交換なさることもあるでしょう。
そうしたときのことも考えて、お名刺をご用意されておくといいですね。
お母様用のクラッチバッグについては、よくお客様からもご相談を受けます。
先日もフォーマル用のクラッチバッグは持っていないので、M&Vで貸し出しているバッグを購入したいというお客様がいらっしゃいました。
バッグもいろいろなデザインがありますが、ドレスの色と合わせてコーディネートするとステキですよね。
お靴の色とバッグを合わせるのもいいと思います。
たとえば、ネイビーのドレスを選んだとき、お靴とバッグをシルバーで統一すると、おしゃれでセンスのいいコーディネートになりますね。
バッグのことで迷われたときには、ぜひスタッフにご相談ください。
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婚礼屋 小谷由美子(こたに ゆみこ) 石川県加賀市出身 アトリエ「カーロカーラ」代表 19歳の時に巫女さんのアルバイトから婚礼業界に。誰より愛ある結婚準備サポートをするために、オーダーメイドのウエディングサポート、ドレスサロンなど併設したブライダルサロンを活動の中心に、ウエディングコーディネーター育成、婚礼新規業態開発なども手がける婚礼のプロフェッショナルとして全国を駆けまわっている。 wecoウエディングコーディネーター/マネージングエディターとして、自由な結婚式を応援するウエディングコーディネーターを紹介するwebサイト&マガジンも発行。一般社団法人 日本の美しい花嫁をつくる会の監事として日本の婚礼啓蒙活動も行う。